開催概要

第二回CT委員会を開催しました。

内容:既に具体的な提案を進めている方からのプレゼンと意見の交換

日時:2018 年 12 月 19 日(水) 13:00~15:00

場所:CiP 事務局/融合研究所

発表内容

  1. 映像高度化配信機構様 4K8K映像配信に関する取り組みについて
  2. IPDC フォーラム様 竹芝City×Techにおける V-High跡地の活用について
  3. ソフトバンク株式会社様 現在までの取り組みについて

発表・議論

映像高度化配信機構様 4K8K映像配信に関する取り組みについて

  • 4K8Kの映像配信環境を整え、2020五輪に向けて実証実験を推進している。
  • スポーツ、ファッションショー等を対象に、4Kライブビューイングの検証を行なった。
  • 総務省の未来デザインチームが(人・地域・産業の視点から)描いた実現したい未来の姿を、逆算的に実行していくTECH戦略を立てた。

コメント・議論

  • ライブ会場側はキャパがいっぱいなので、その問題解消に。
  • 試合、ビューイング会場にカメラ等を設置し、盛り上がり等の双方向への伝達が可能。
  • 直接みるより、多角的視点で観戦できる部分でライブビューイングの方が良いという意見もある。
  • 現場の臨場感・空気感を届けることができれば、ライブビューイングの価値が高まるのでは。
  • IPDCフォーラム様 竹芝City×TechにおけるV-High跡地の活用について

    • 放送波(V-High)をサイネージ等に飛ばし、Beaconを使ってBluetoothで周辺のスマホ、IoT に情報を送る仕組みの提案。
    • 街のインフラ部分として、竹芝に活用し実装・検証したい。
    • 通信よりV-Highの方が早く、セキュアに、同時多数に送ることが可能。

    コメント・議論

  • 発信可能なコンテンツ:文字、音、静止画
  • 放送波で必ず欲しい情報がプッシュ通知されるので、防災時に有効。
  • スマホ連動は QR だと誰もやらないので、このプッシュ型の仕組みは有効では。
  • その場にいると得られる情報を配信する、という使い方も想定される。
  • 受信側はアプリの導入が必要→ユーザにアプリ導入してもらうため、防災時だけでなく、普段時に使いたくなる設計が必要。
  • 誰が何を送るか、載せる具体的なコンテンツとセットで議論していくべき。
  • ソフトバンク株式会社様 現在までの取り組みについて

    • リアルタイム性が必要なロボットの遠隔制御、膨大な数のIoT等、”モノ”に向けたサー ビスとして5G の利用が期待される。
    • 5G のユースケースとして、ロボットの遠隔操作、AI によるリアルタイムぼかし処理 などの実証実験を行った。
    • 様々な適用事例から、“映像“がキーになってくると想定される。
    • 映像解析に関して、それぞれに対応した看板映像、人の属性解析など、マーケティング に利用できる。

    コメント・議論

    • 2020までの5G適用の攻め所としては都心部・人が集まる場所がよい。
    • MR と組み合わせて、観光に利用できるのでは。
    • 竹芝特区を生かして、個人情報の取り扱い方の実験を、先駆けて試したい。
    • 情報を取られる不安以上に、より良い体験ができる、といった benefit 設計が必要では。
    • 個人情報対策として、街の一部は映像に映らない、というような住み分けがされた街の設計もあり。

    議論

    • 現在の活動軸の提案に+αでできることや、他の軸の追加提案があれば。
    • tech 設計に加えて、街自体がメディアアートで溢れているような設計もしていきたいので、具体的な提案を募集。
    • ストックホルムの例として、インタラクティブなツリー、ワンフロア丸々実証実験の場があったので、提案の参考になれば。
    • 一過性のものにならないよう、利便性も含めた、何度来ても楽しいような工夫が必要。

    みなさまとの連携をお待ちしております。お問い合わせはこちら