文責:筑間拓実

大阪市 夢洲まちづくり構想

経済低迷、アジアの経済成⻑、少子高齢社会といった課題が社会を取り巻く中、大阪市は、2016年に大阪の成⻑戦略を掲げ、「国内外の集客力強化」に向け「国際エンターテイメント都市の創出」等に取り組んでいる。世界があこがれる都市を創造し、世界中から人・モノ・投資を呼び込むための取り組みのひとつとして「観光」「集客」に着目して、大阪の成⻑に向けて取り組んでいる。また、2014年に大阪市は、大阪府・関⻄経済界と「夢洲まちづくり構想」を策定した。夢洲街づくり構想のコンセプトとして、「smart resort city 夢と創造に出会える未来都市」を掲げており、次のような都市機能を策定した。

【JAPAN ENTERTAINMENT】

大阪・関⻄・日本観光の要となる 独創性に富む国際的エンターテイメント拠点形成

【BUSINESS MODEL SHOWCASE】

新しいビジネスにつながる技術やノウハウを世界第一級の MICE 拠点を中心にショーケース化し、国内外に発信

【ACTIVE LIFE CREATION】

健康で活き活きとした生活をエンジョイできる革新的な技術などの創出と体験 【JAPAN ENTERTAINMENT】では、飲食・テーマパークから美術館に至るまで、世界水 準の多様なエンターテイメント体験を集積させ、統合型リゾート(IR)の形成を目標にし、その誘致計画も進んでいる。

【BUSINESS MODEL SHOWCASE】

IRを核としたMICE拠点を形成し、国際観光 拠点として世界にアピールすることに加えて、最先端の技術実証を行うショーケースエリアの形成を目指している。これはドローンや自動運転といった技術を集積し、来場者に触れられるように見せること で、smart resort city を演出し、ショーケースとして、国内外に発信しようとしている。

大阪メトロの取り組み

大阪市が夢洲まちづくり構想を進める中、2018年に大阪メトロは夢洲開発計画を発表した。この中で大阪メトロが目指すものとして、既存の社会生活インフラの強化に加えて、人と人との直接の出会いを活性化させることで活力を生み出す「活力インフラ」を整えようと取り組んでいる。具体的な取り組みとして、大阪市のまちづくり構想に準拠する形で、各駅のコンセプトに沿った地下空間の一体開発や、夢洲に開業する新駅とタワービルとが一体になった活力拠点としての施設の構築を目指している。