第5回CT委員会 活動報告
開催概要
第5回CT委員会を開催しました。
内容:情報銀行・ロボット活用等 8軸の現在の取り組み、国内外都市とデジタルアート、東京都の取り組みについてそれぞれプレゼンおよび議論を実施。
日時:2019 年 7 月 5 日(金) 10:00〜12:00
場所:赤坂サンスカイルーム 3B
発表内容
- 東急不動産 先端テクノロジーショーケーシング事業について
- 慶應義塾大学 稲蔭正彦様 国内外 街中デジタルアートについて
- 東洋大学 生貝直人様 竹芝情報銀行の提案
- 東京都 現在の取り組みについて
発表・議論
東急不動産 先端テクノロジーショーケーシング事業について
- 2020年以降に街に実証していく案。
- 今年竹芝では夏ふぇすと同時開催し、ロボットショーケースを実施。
- 竹芝ふ頭から、2020年には街全体に広げていく予定。
慶應義塾大学 稲蔭正彦様 国内外 街中デジタルアートについて
- アートは必ずしも芸術でなく、パブリック・参加型アートなど街の魅力を高め、経済活動・イノベーションの大事な要素となっている。
- シンガポールなど、国家事業としてアート・文化視点から街の展開を行う都市も。
- 竹芝をただのアートの祭典でなく、どうやってインキュベーションを紐づけ、経済的にも活性化させるか。その大事な要素がデジタルアート。
- 課題:予算の獲得。活動を”実施”に移すことが重要。
東洋大学 生貝直人様 竹芝情報銀行の提案
- 都市型、地域密着型のモデルとなる竹芝情報銀行を設立し、標準化・データ活用基盤の構築を視野に入れる提案。
- 購買情報や交通利用履歴などを取り扱い、(本人意思に基づき提供された)データを利活用可能するコンソーシアムを構築。
- 愛知 地域型情報銀行やスマートシティプロジェクトが動き出している。早期から歩調を合わせ、標準化を進めないと、繋がらないスマートシティができてしまう恐れがある。
- 海外のデータトラスト(=情報銀行)の議論対象として、誰が情報銀行を所有するのか。Google等のコーポレートモデル、公が持つパブリックモデル、地域住民がもつコミュニティインタレストカンパニーモデル等が存在。
- 都市OSを巡る競争が起きる。対応が必要である。
東京都 現在の取り組みについて
- 都市OSの議論がある中で国、スマートシティ全体、東京都がどう動こうとしているのか。内閣府などの取材を含め紹介。
- 現状の個別の実証データはバラバラであり、アーキテクチャを設計していく。
- 豊洲、羽田等のスマートシティプロジェクトにおける情報の取り扱いに関して、早期から横連携すべき。
- キャッシュレス、モビリティ等、個別分野ごとのデータ連携が始まる中、分野間の横軸の連携をしていく時期にきている。