スマートシティに関連する事業者・有識者の方にお話を伺うインタビューシリーズ、City&Tech CHANNEL。

今回は一般社団法人データ流通推進協議会 理事、株式会社ウフルCDTO (Chief Data Trading Officer)の杉山 恒司さまにインタビューを行いました。

データ流通と国際標準化

Q:国内外に横展開するためには?

<杉山さま>
問題なのは課題であって、データ。課題を抽出して、データを回す仕組みを作ることがポイント。システム作りとか、最新のIT的な部分もあるが、課題がはじめにくる。

でも、都市間によって言葉が違うようにお作法も違い、今までの流れでできていると思う。そこでキモになるのが、標準的な指針、国際標準化。ここに関しては、日本はイニシアチブを取れる可能性が非常に高い。

自由にデータ流通ができる作法や仕組みを日本首都で考えようと、G20でその話が既に出ている。それがDFFT(Deta Free Frow with Trast)。

実は、スマートシティのアーキテクチャと同じときに、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)から、「DFFTの実現のためのアーキテクチャ設計、国際標準推進の研究開発」が出され、こちらもDTAが採択された。

DTAの活動の中でも、国際標準化は最初から目指していた。最新の状況でいうと、IEEE、ここに団体を作り、標準化活動を進めている。ここの議長はDTAの事務局長が今勤めている。

IEEEを核とした国際標準化活動、この中のデータ流通に関する部分は、日本が先陣を切っている。ここから日本初で国際標準を作り、それに合わせてシステムをどんどん展開していく。日本の街づくりのシステムが輸出できるようになるのは初めてではないだろうか。非常に楽しい世界になると思っている。

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